海外FX業者の取引時間を徹底解説！

FXは、平日は24時間取引が可能です。

海外FX業者によって若干違いはありますが、基本的な取引時間は、以下のようになっています。

夏時間は、冬時間（標準時間）よりも1時間、時間が早まります。

夏時間が適用される時期は、海外FX業者により異なります。

海外FX業者の取引時間は、日本時間では表記されていないことがほとんど。

その理由は、取引プラットフォーム「MT4」のサーバー時間が、日本時間で設定されていないから。

サーバー時間は「GMT（グリニッジ標準時）」で表示され、多くの業者が、「GMT+2（夏時間はGMT+3）」で設定しています。

日本の取引時間を表示させたい場合は、「日本語インジケーター」をダウンロードする必要があります。

海外FX業者の取引時間で特に注意すべきは、ズバリ次の5つ！

海外FX業者の取引時間は夏時間と冬時間で異なる

海外FX業者の取引時間には、「夏時間」と「冬時間」が存在します。

夏時間と冬時間とは？

海外の一部の地域では、「サマータイム制」を採用しています。

サマータイム制とは、「夏の期間だけ、標準時間より1時間早める制度」のことを言います。

このサマータイム制を適用している期間を「夏時間」、それ以外の期間の標準時間を「冬時間」と呼びます。

この「夏時間」と「冬時間」は、FXの取引時間にも影響を与えます。

主要海外FX業者取引時間比較

取引時間は、海外FX業者により微妙に異なります。

主要海外FX業者の、夏時間と冬時間の取引時間をまとめてみました。

多くの海外FX業者の取引時間は

• 夏時間は、月曜日午前6時頃～土曜日午前6時頃まで
• 冬時間は月曜日午後7時頃～土曜日午前7時頃まで

です。

週の最後の日である土曜日の取引時間が、他の業者よりも早く終わるのが、iFOREXとIFC Marketsです。

iFOREXは約1時間早く、IFC Marketsは約2時間早く取引が終了するので、注意が必要です。

またIFC Marketsは、夏時間は5:00~5:15AM、冬時間は6:00~6:15AMの間は、取引ができません。

海外FX業者により夏時間(サマータイム)の適用期間が違う

海外FXの取引時間は、夏時間の影響を受けます。

しかし海外FX業者により、どこの地域のサマータイム制を適用しているかが異なります。

欧州の夏時間を適用しているのが、XM、iFOREX、HFM（旧HotForex）の3業者。

他の業者は全て、米国の夏時間を適用しています。

特に注意が必要なのは、XMとIFC Marketsです。

米国と欧州では、夏時間と冬時間がスタートする時期が、1～2週間ほど異なります。

XMでは、この1～2週間は、変則的な取引時間になります。

またIFC Marketsも、この期間は通常の取引時間とは異なるケースがあります。

この2つの海外FX業者については、この時期は、ホームページ上で取引時間を確認するようにしてください。

海外FX業者のFX取引時間はMT4でどうやって表示されるの？

海外FX業者の殆どが、「メタトレーダー4（MT4）」を取引プラットフォームとして採用しています。

この「MT4」の時間表記は、「サーバー時間」とも呼ばれ、全て「GMT」で設定されています。

そこで、「GMT」や「海外FX業者のMT4に日本の取引時間を表示させる方法」について、見ていきましょう。

「GMT」って何？

「MT4」の時間表記は、全て「GMT」で設定されます。

「GMT」とは、「Greenwich Mean Time（グリニッジ標準時）」のことを指します。

これは、英国のロンドン近郊のグリニッジ子午線（経度0度）を基にした、世界的な標準時間です。

ロンドンの標準時間が、「GMT±０」。

それを基準に、世界の各都市の時間が、「GMT±数字（＝時間）」で表されます。

外国為替市場のある主要都市の「GMT」を、確認してみましょう。

例えば、日本の東京の標準時間は、ロンドンとの時差が9時間あるので、「GMT＋9」となります。

サマータイム制を導入している国では、夏時間は、標準時間よりも1時間早まります。

「MT4」のサーバー時間は業者により異なる

「MT4」のサーバー時間は、海外FX業者により異なります。

主要海外FX業者の「MT4」サーバー時間を、まとめてみました。

殆どの海外FX業者のサーバー時間が、標準時間は「GMT+2」、夏時間は「GMT+3」となっています。

LAND-FX、IFC Markets、BigBossの一部の取引口座は、サーバー時間が異なるので、注意が必要です。

海外FX業者のMT4に日本の取引時間を表示させる方法

海外FX業者の「MT4」の表示時間を、日本時間に合わせるには、どうすればよいのでしょうか？

基本的には、海外FX業者が設定した「MT4」のサーバー時間を、トレーダーが変更することはできません。

しかし、「日本時間表示インジケーター」をダウンロードして、「MT4」に設定すれば、日本時間を表示させることも可能です。

海外FX業者のFX取引時間で注意すべき５つのこと

通貨ペアにより取引時間が異なるケース有り

海外FX業者によっては、一部の通貨ペアで、通常の取引時間が異なる場合があります。

通貨ペアによって取引時間が異なる海外FX業者をまとめました。

上記の海外FX業者では、RUB（ロシアルーブル）、TRY（トルコリラ）、INR（インドルピー）などのマイナー通貨や、仮想通貨とのペアは、取引時間が異なります。

対象通貨ペアの取引時間の詳細は、各FX業者のホームページで確認してください。

海外FX業者のサーバー時間は日足チャートに影響

サーバー時間の設定によってトレードに影響することの1つが、日足チャートの数です。

MT4の日足は、設定サーバー時間の「0時～24時」で確定します。

ニューヨーク市場のクローズ時間は、現地時間の夕方5時。

GMT+2（夏時間はGMT+3）で設定されているMT4の時刻では、午後0時となり、その日の日足が確定します。

1週間では、月曜日～金曜日までの計5本の日足となります。

しかし他の国の時間で設定されていると、日足の数が異なります。

例えば日本時間で設定されている場合、日足確定時間は日本時間の0時～24時。

そのため時差により、月曜日の途中から～土曜日の途中までの区切りとなり、計6本の日足となってしまいます。

これでは、正しい日足チャートでの分析ができなくなってしまいます。

日足チャートで取引する人は、サーバー時間がGMT+2（夏時間はGMT+3）で設定されたMT4を使う必要があります。

現在、殆どの海外FX業者が、GMT+2（夏時間はGMT+3）のMT4を提供しています。

しかし、異なるGMT時間を採用する業者も一部あります。

残念ながら、FX業者が設定したサーバー時間をトレーダーが変更することは、基本的にできません。

EA（自動売買ソフト）利用時はサーバー時間をチェック！

「EA」は、MT4で使用することができる「FX自動売買ソフト」です。

この「EA」は、GMT+2（夏時間はGMT+3）の設定時間で作成されていることが殆ど。

「EA」を使ってMT4でシステムトレードをしたい場合、設定GMTが違うと、運用成績に大きく影響するので、注意が必要です。

取引口座がある海外FX業者のサーバー時間が、自分がトレードしたい「EA」の設定GMTと同じかどうか、確認するようにしてください。

取引時間外のポジション持越しは可能、ただし土日もレートが動く可能性あり

取引時間外のポジション持ち越しは可能

取引時間外は、取引や決済ができなくなります。

しかし、保有しているポジションや、取引時間内に出した取引注文は、次ぎの週に持ち越すことも可能です。

土日もレートが動く可能性あり

殆どのFX業者では、土日は取引することができません。

しかし、前週末の終値と、週明けの始値が異なることがよくあります。

これをFX用語では、「窓」と呼びます。

「窓」が発生する理由は、中東の一部の外国為替市場が、土日に開いているからです。

週末に、何か大きな材料が出て相場が大きく動いた場合などは、レートが大きく動くことがあります。

そのため、週明けの始値が週末の終値と大きく乖離して取引が始まり、保有ポジションの含み損が大きく膨らむ可能性があります。

したがって、週末にはなるべくポジションをクローズする、保有ポジションのOCO注文を出しておくなどの、リスク管理が必要です。

海外FX業者の取引時間はクリスマス・年末年始の時に休場になるケースが多い

海外FX業者のクリスマスや年末年始の取引時間が、国内FX業者とは異なるケースが多いので、注意が必要です。

クリスマスや年末年始の時期は、各海外FX業者のホームページで、営業時間を確認するようにしてください。

FX業者の取引時間とMT4のサーバー時間は必ずチェック！

海外FXの取引時間は、業者により若干の誤差はありますが、基本的には以下の通りです。

• 夏時間：（月）午前6時ごろ～（土）午前6時ごろ
• 冬時間：（月）午前7時ごろ～（土）午前7時ごろ

取引時間で注意すべき点は、次の5つ。

また、海外FX業者が提供する取引プラットフォーム、「MT4」のサーバー時間を知ることも重要です。

多くの業者が、標準時間は「GMT+2」、夏時間は「GMT+3」で設定しています。

この時間設定は、日足チャートやEA（自動売買ソフト）を利用するトレーダーには、最適です。

業者が設定した「MT4」のサーバー時間を、トレーダーが自由に変更することはできません。

しかし、「日本時間表示インジケーター」をダウンロードすれば、日本時間を併記することも可能です。

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